鞆の浦に関する産業の調査によれば、これらの狸徳利は昭和6年から製造されているとされています。しかし、骨董品の世界では江戸時代のものとして出品されている個体もあり、その昭和6年からの説が正確かどうかは不明です。
狸徳利の生産地についての記録によれば、以下のようになっています:
- 備前焼:昭和6年から昭和30年代
- 小野田(山口県山陽小野田市?):昭和40年代
- 丹波焼(立杭):昭和50年代
- 美濃焼(多治見):昭和50年代
現在、狸徳利を販売しているのは「入江豊三郎本店」さんのみです。丹波焼で出来ています。価格は一本あたり1400円とリーズナブルです。さらに、入江さんでは狸徳利に関連するマスキングテープも販売されています。
現地での調査では、入江さん以外にも以前は狸徳利に保冷酒を入れて販売していた店舗が3軒存在していました。これらの店舗では、狸徳利を展示し、その形や色合い、産地が微妙に異なることが興味深い発見でした。
・「赤たる本格保命酒」の八田保命酒舗
・入江豊三郎本店
・保命酒屋 鞆酒造株式会社
頭の被り物は作ってもらったそう 可愛い
・ 岡本亀太郎本店(岡亀保命酒)
入江さんで購入した狸徳利の中から1本は金長神社の役員さんに渡して奉納してきました。
これらの狸徳利は、地域の文化や信仰にも深く関わっており、その魅力が広がっています。
八田保命酒舗
〒720-0201 広島県福山市鞆町鞆531
入江豊三郎本店
〒720-0201 広島県福山市鞆町鞆534
保命酒屋 鞆酒造株式会社
〒720-0201 広島県福山市鞆町鞆841−1
岡本亀太郎本店
〒720-0201 広島県福山市鞆町鞆927−1
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