込山八幡神社は1658年に創立され、祭神は応神天皇とされています。
境内には出玉神祠があり、更にはその横には狸を祀った祠があると、福山市熊野町誌に記されています。出玉神祠の大きさが二尺ほどとの情報から、このお社がその場所であると推測されますが、境内奥には牛神の石碑が存在するものの、狸の祠は目撃されていませんでした。
しかしながら、再度資料を読み込むと、狸の祠が「瓦質須屋」で示されていることが判明しました。このことから、出玉神祠の中にある祠が実際に狸の祠である可能性が高いのではと思います。
この山の裏手にはブドウ園があり、以前は狸の食害が多発していたとの記録があります。そのため、多くの狸が殺されたとされ、これらの狸たちを供養するために祠が建てられ、敬意を表して祀られているそうです。
込山八幡神社
広島県福山市熊野町1760
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