桜新町駅から東へ10分ほどのところに曹洞禅宗善養院
本堂の左側から墓地へ向かう途中に狸地蔵がある

IMG_3426

本堂

IMG_3446

IMG_3441

狸地蔵 横顔

IMG_3432

年季が入ったお顔

IMG_3433

IMG_3436

IMG_3438

ネットの情報によると「善養院のちんちろりん」という昔話があり、この狸はその話の主人公だとか。

その昔、いたずら好きの古狸がいて、毎朝善養院のお供え物を盗み食いしていた。和尚は古狸のいたずらに手を焼き、ある日先手を打ってお供え物を隠してしまった。次の朝、和尚が勤行しているとどこからか「和尚さんのちんちろりん」という声が聞こえてくる。和尚は古狸の意趣返しだな、とすぐに気づき「狸のちんちろりん」と言い返した。古狸も負けずに「和尚さんのちんちろりん」と言い返し、憎まれ口の応酬が長々と続いた。夕方には、古狸の声が小さくなりやがて聞こえなくなった。和尚が様子を見に行くと、おなかがすきすぎた古狸は本堂裏で死んでいたという

wiliから『改訂・せたがやの散歩道』132-133頁
曹洞禅宗善養院 東京都世田谷区新町2丁目5 桜新町駅から徒歩10分