小平市・宝寿院には古くから子育て地蔵として有名な『亀乗り地蔵』があり、『すうてん和尚』と『亀乗り地蔵』などの昔話が伝わっております。
お堂
お地蔵様
真言宗豊山派寺 鈴木山寶壽院
東京都小平市鈴木町1-129
お堂
お地蔵様
亀乗り地蔵
ある日、和尚さんが帰ってくると何やら本堂がざわついています。見ると狸がお供え物を食い荒らしていました。狸を追い詰めたところ、石の亀の置物の上で石のお地蔵さんに化けてしまいました、翌朝、お地蔵さんのところで3匹の赤ちゃん狸が泣いているのを見つけました。和尚さんはどうしたものかと困っていると、石の地蔵の乳から白い乳がポタポタと溢れてくるじゃありませんか。赤ちゃん狸はその乳を飲み、スクスクと成長しました。それから、この狸が化けた地蔵は「亀乗り地蔵と呼ばれ、子育て地蔵として遠くから参詣者が訪れてきたそうです。現在、この地蔵は破損しており公開はしていないそうです。
すうてん和尚
すうてんという和尚さんが寝に入ったところ、執拗にすうてん、すうてんと呼ぶ声が聞こえます。どうも狸のいちずらだったようで、狸汁にするぞ!と怒鳴ると狸は慌てて山へ逃げ出しました。
真言宗豊山派寺 鈴木山寶壽院
東京都小平市鈴木町1-129
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