青梅七福神めぐりのコースにもなっている明白院

山門(安土桃山時代の形式)は青梅市重要文化財に指定されています

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山門をくぐって左側に俵を担いだ狸の石像があります

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足元にも狸の置物

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俵を担いでいる狸の置物

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生福の狸

その昔、時の和尚さんがある寒い冬の夜中に庫裡(お寺の台所)の押入れでネズミの走り回る音の目が覚めました。そっと押入れの戸を開けてみるとネズミが三匹、米びつに穴をあけお米を貪るように食べていました。
そのような事が三日三晩続き、翌晩は何の音もしなくなったので押入れを調べると、天井に狸の屍があり、その周りには沢山のお米と小さな黒い塊が三つありました。よくみると福禄寿の御像でした。
そこで和尚さんは思いました。「あの三匹のネズミは福禄寿尊の化身で病気の狸の世話をしたのに違いない…」と考え、鄭重に福禄寿尊を祀り、米俵を担いだ狸の石像を庭に建立し供養すると共に「生福の狸」と名付け参詣者に福が授かるように祈願したということです。 (明白院 縁起より)

俵を担いだ狸像は寺務所でお尋ねしたところ授与されているということでお譲り頂きました。普段はお正月の時だけだそうです。

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曹洞宗日向山 明白院
東京都青梅市日向和田2丁目395
宮ノ平駅から徒歩6分
駐車場あり