
2023年5月4日日本たぬき学会小松島大会 展示No.30藩政の頃、高知市の清流「鏡川」の南岸の筆山麓に住み、夏の夜は山腹に大小無数の灯を現して葬送の提灯にまがい市井の人々を驚かせ、冬の夜にはしばしば藩のお女中部屋に戯れ、熟睡せる頭に赤紙を載せて「火事よ!火事よ!」とさわぎ立てるなど、まことにその智機のおもしろく伝わるままに、狸だるまとなす。同封しおりより
2023年5月4日日本たぬき学会小松島大会 展示No.30藩政の頃、高知市の清流「鏡川」の南岸の筆山麓に住み、夏の夜は山腹に大小無数の灯を現して葬送の提灯にまがい市井の人々を驚かせ、冬の夜にはしばしば藩のお女中部屋に戯れ、熟睡せる頭に赤紙を載せて「火事よ!火事よ!」とさわぎ立てるなど、まことにその智機のおもしろく伝わるままに、狸だるまとなす。同封しおりより
八洲の狸のお話 その① 五代山の竹林寺の和尚が伊予へ修行に行ったときに、帰りに狸が一匹ついて来ました。寺で修行をせずに、退屈しのぎで色々悪さをすることになり、いくら言ってもきかないのでとうとう和尚さんが怒って、ここ八洲に封じ込めました
八洲の狸のお話 その② ある日夜遅く、高知から帰ってきた清門という人が、田の中でバタバタと跳ねる大きい鯉を発見しました。網を使いいざ捕まえようと思いましたが、「これは狸が化けているに違いない」と思ってさっさと家に帰って寝てしまいました。おさまらない狸は近所の人に取り憑きました。困った人々が医者に見せても治らない。丈夫さんが拝んだら「清門をだまそうと一晩中待っていたのに引っかからなかった。くやしいくやしい」と言ってきたそうな
八洲の狸のお話 その③ スケールのでかい事や、面白い事がスキで、洒落の利いたお願いごとをすると叶えてくれるそう奥へ進むと浮御堂が。ここで昔宴会が開かれていたとか。狸以外にも御眷属様、お不動様、観音様、お大師様、毘沙門天王も。喧嘩せずにいらっしゃいるありがたい場所です