狸旅記録 ~たぬたび~

狸・タヌキ・たぬきにまつわるお寺・神社・スポット・珍しいタヌキ像を中心に旅しています。狸旅の記録です。今まで作ったものの通販→ https://tanuki808.cart.fc2.com/

タグ:高知

30

藩政の頃、高知市の清流「鏡川」の南岸の筆山麓に住み、夏の夜は山腹に大小無数の灯を現して葬送の提灯にまがい市井の人々を驚かせ、冬の夜にはしばしば藩のお女中部屋に戯れ、熟睡せる頭に赤紙を載せて「火事よ!火事よ!」とさわぎ立てるなど、まことにその智機のおもしろく伝わるままに、狸だるまとなす。
同封しおりより
2023年5月4日日本たぬき学会小松島大会 展示No.30

国道32号沿いの大歩危・小歩危に向かう途中、高知県にある日本一の大杉の登り口には、道の駅大杉があります。この道の駅で、「狸の脂」ならぬ「狸の塩漬け」が売られているという情報を聞きつけ、買いに行きました。しかし、店内を見渡してもそれらしきものは見つからず、お店の人に聞くと、目立たない場所に置いてありました。

めっさ裏

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五代山の八洲の狸は、徳島の金長狸、屋島の太三郎狸、松山の隠神刑部狸と並ぶほど土佐では有名な狸で、高知県高知市の大膳神社に祀られています。 image
朱い社です image
"大膳神社" image
拝殿の中を覗くと、阿吽の狛犬ならぬ狛狸が左右別々に祀られています image
右を向いています image
こちらは左を image
石造りの立派な狛狸 image
八洲の狸のお話  その① 五代山の竹林寺の和尚が伊予へ修行に行ったときに、帰りに狸が一匹ついて来ました。寺で修行をせずに、退屈しのぎで色々悪さをすることになり、いくら言ってもきかないのでとうとう和尚さんが怒って、ここ八洲に封じ込めました
八洲の狸のお話  その② ある日夜遅く、高知から帰ってきた清門という人が、田の中でバタバタと跳ねる大きい鯉を発見しました。網を使いいざ捕まえようと思いましたが、「これは狸が化けているに違いない」と思ってさっさと家に帰って寝てしまいました。おさまらない狸は近所の人に取り憑きました。困った人々が医者に見せても治らない。丈夫さんが拝んだら「清門をだまそうと一晩中待っていたのに引っかからなかった。くやしいくやしい」と言ってきたそうな
八洲の狸のお話  その③ スケールのでかい事や、面白い事がスキで、洒落の利いたお願いごとをすると叶えてくれるそう
奥へ進むと浮御堂が。ここで昔宴会が開かれていたとか。狸以外にも御眷属様、お不動様、観音様、お大師様、毘沙門天王も。喧嘩せずにいらっしゃいるありがたい場所です image
大膳神社 高知県高知市五台山85

土佐山田町にある龍河温泉の軒先の巨大狸像

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3メートルはありそうです

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日帰りで入ってきました

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あちこちタヌキ①

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あちこちタヌキ②

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あちこちタヌキ③

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温泉たぬきの話

むかし、年老いた母親の面倒を見ていたタカシどんという青年がいました。籔の中にタヌキの親子が住んでいて村人に可愛がられていました。タヌキはタカシドンを不憫に思い、籔の中まで連れてきました。

「ここ掘れタヌタヌ」

タカシドンが籔を掘ったところ、温泉が湧き出してきました。それからタカシドンは温泉旅館を営み、幸せに暮らしたそうな

龍河温泉
高知県香美市土佐山田町佐古薮430-1

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