長野市にある善光寺。
七年に一度の盛儀 善光寺御開帳が有名で前回は2015年4月5日~5月31日に行われました。

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立派な絵馬がズラリと

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「牛にひかれて善光寺参り」の絵馬も発見しました。さすがに大きなお寺なので色々な種類がありますね。あとから知りましたが、
信心のないおばあさんが白い布を干していたところ、どこからともなく現れた牛が白い布を角に引っ掛けて走っていってしまい、おばあさんが善光寺まで追いかけて、後に牛に導かれたとして信心深くなったとか。

となりは何故かリラックマが(^_^;)

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「善子さん」と「光子さん」

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この善光寺の宿坊の一つ、「白蓮坊」にむじなが寄進したという灯籠の話が伝えられています。白蓮坊の前には、せんとくんの作者・籔内佐斗司氏作のむじな地蔵像が鎮座しています。

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正面

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南無南無

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後ろ姿も可愛らしい

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白蓮坊正面

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由来板

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むじな灯籠

むかし、下総国葛飾郡冬木村(今の茨城県猿島郡五霧町)に住んでいたむじなが人の姿となり、善光寺参りの講中にまじって善光寺におまいりしました。むじなは、殺生をすることなしに生きてはいけない自らの罪業を恥じ、後生を頼むため、善光寺に燈籠を寄進したいという願いをもっていました。
白蓮坊を宿に定め、ようやく善光寺への参詣を果たしたむじなは、その晩、安堵してお風呂につかりました。ところがうっかりむじなの姿のままで湯を浴びているところを見つかり、あわててどこかへ逃げ去りました。
姿を消したむじなを不憫に思った住職は、むじなが燈籠を寄進したいという願いをねっていたことを伝え聞いて、一基の常夜灯を建ててあげました。それが本堂正面に向かって左側、経蔵北に今も残るむじな燈籠だといわれています。

善光寺本堂横の経蔵が工事中で残念ながら、むじな燈籠は矢板の隙間からしか覗けませんでした。ちょうどこの木の後ろです。

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昔は勝負事にご利益があるとして燈籠を削って、その破片を持ち帰っていたそうです。ここからは見えませんがちょうど反対側が欠けているのだそう。

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白蓮坊では、むじな地蔵のお守り、漫画「復刻版 むじな夜灯」が授与されます。
貴重な狸アイテム(*^^*)

そして白蓮坊の本堂の中には木製の御神体が。
こちらは写真撮影不可なので是非ご自身の目でお参りしてください♪

善光寺 むじな燈籠
白蓮坊 (仁王門手前)
長野県長野市大字長野元善町465
お守りなど